テレビ用 兼 妻のMP3再生用 に使用している
SONYのMFB制御ウーファのスピーカ+エレクトロスタティックツィータ
の音に対して妻の不満が大きくなってきたので?もう少しテレビに合ったスピーカを作ることにした。
ただ、このスピーカに関しては妻に言われるまでも無く
僕自身「どうにかしたいなぁ」と思っていたところであった。
でも技術的にはよくやったなと思う
エレクトロスタティック型って今やQUAD位だし、ウーファにMFBを掛けるのも珍しい。
攻めている。
さて、自作するスピーカについては主にテレビ用なので
スピーカユニットは 声の聴き取りやすさと、昔の映画館の音のイメージから
ALTEC LANSING直系 のELECTRO-VOICE 205-8A を選択した。
あと、妻の音楽の好みはミスチル・レミオロメンみたいなバンドっぽいのが多いから
その辺もちょうど良いのではないだろうか?
ただ、バンドっぽいのにちょうど良い なんてのは僕の勝手なイメージで
もし男声ボーカルの艶が聴きどころとしたら
もっと耽美な方向での選択になるような気もする。
かと言って 聴きどころとか耽美なとか レコード演奏家 にしか通じない話だから
僕の中で整理するしか仕方ない。
最近買った本↓
4.5インチフルレンジに James.B.Lansing が直接関わっていたかどうかは知らないけれど
Lansing の形跡がそこここに残っているのではないか、と思うと嬉しくなる。
設計は自分でやろうと思っていた。
自作だと言うのにわざわざ人様の設計をコピーしたい性質ではないし
僕なりに数時間SPEDでシミュレーション値をこねくりまわして設計にあたりをつけていた。
しかし結果的に
系統的に近いと思われる ALTEC LANSING CF404-8A のボックスを何十個も作った方が
実験資料と共にデッドコピー推奨の図面をネットに上げて下さっていたので
それを忠実にコピーすることにした。
残念ながらそのホームページは現在は消失しているので
サイト名等を書くのは控えることにする。(もし質問いただいても答えられません)
ボックスの材料はラワンランバーコア
スピーカには向かないと言う人もいるようだ。
しかしホームセンターを3件回ったが他に15mm厚のサブロク合板が売っていなかったので
安いし、これで作ることにする。
鳴らしてみて やわな感じがしたり 箱から妙な響きが感じられたらその時考えよう。
ただ、叩くとカンカンと硬く心地の良い音がするので意外と悪くないかも知れない。
持参した図面でカットをお願いした。
LR2台分カットしてサブロク合板の2/3程度。
ホームセンターでやってもらえない分の切断、穴あけ
突き板貼り
オイルステインでラワンランバーと突き板両方に色をつけた後、突き板貼り。
ツキ板の正しい貼り方はよくわからないが
切断面に貼る際は
両面に最もノーマルな(速乾でない)木工用ボンドを塗り、
表面がある程度乾いて接着力が多少出たところで貼り合わせ、
切断面の凸凹とツキ板の反りで端が浮かないようにマスキングテープで押さえる(↓写真)
24時間くらい経ったらはみ出したツキ板をカッターで切り
カッターで切ったあと少し残っている分は状況に応じてヤスリ・カンナで整える
(特にアイロンは要らない)
今回試行錯誤して得た、良さそうな手順のメモだ。
参考にして良いのかは責任を取れない。
(ちなみに突き板を貼るのは3回目)